こんにちは、会議にまつわる情報をお届けするpick share編集室です。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行する以前、貸し会議室ではさまざまな感染症対策が行われていたことをご存じでしょうか。
本ページでは具体的にどのような感染症対策がされていたのかを整理しておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の集団発生を防止する対策として知られる代表的なものに、「3つの密」を避ける工夫が挙げられます。具体的には、下記の3つです。
①換気の悪い「密閉」空間を避ける
②多数が集まる「密集」場所を避ける
③間近で会話や発生をする「密接」場面
これら3つの条件が重なる場所はクラスター(集団)発生のリスクが高いと言われています。その他にも、共同で利用する物品は消毒等を行うことともされています。
厚生労働省では同省のホームページで、これら3つの密を避けるための手引きとして、具体的な対策や注意事項(ガイドライン)を掲載しています。
以上を踏まえて、貸し会議室ではどのような対策が講じられていたのでしょうか。
貸し会議室によって対策の内容・レベルはさまざまですが、貸し会議室を利用する際には、次の6つが徹底されているかがポイントとなります。
①ドアノブや備品、機材の消毒 - 例:スタッフの定期巡回による、消毒・除菌作業
②消毒剤の設置、室内の除菌徹底 - 例:室内や共有部など各所に消毒剤の設置
③空気の入れ換え - 例:換気システムによる常時換気、窓や会場扉の開放による定期的な換気
ドアノブの他、会議室内のテーブルやイス、マイクなど不特定多数の方が触れる箇所は定期的な消毒・除菌対応が求められます。
特に、利用者(参加者)が入れ替わるタイミングでは換気を含む徹底した作業が必要なため、常駐スタッフのいない会場では利用者側で十分に注意しなければなりません。
消毒剤の設置がない(または、切れている)場合には、利用者側で持ち込むことも想定しておく必要があります。
尚、これらは会議室内に限らず、休憩スペースやお手洗いなどの共有スペースを含みます。
感染症対策を考えれば、利用者、とりわけ事務局サイドはイベント運営に集中するためにも、専門スタッフが常駐している貸し会議室を選択する意味はとても大きかったと言えます。
ただし、貸し会議室スタッフの体調管理について下記が徹底されていた前提となります。
④マスク着用の徹底
⑤手洗い・うがい、殺菌の徹底
⑥出勤前の検温
どれだけ消毒・清掃を強化しても、貸し会議室のスタッフに感染者がいた場合には利用者への感染リスクがあります。そのため、ご紹介した「マスク着用」「手洗い・殺菌」「出勤前の検温」は、日々徹底することが求められます。
上記以外にも無料/有料のバラつきはありますが、下記グッズを備えた貸し会議室も見受けられました。
・非接触タイプの体温計
・非接触タイプのサーマルカメラ
・アクリルパネル(飛沫ガードパネル)
・マスク、フェイスガード
その他にも、
・参加人数に合わせて、ソーシャルディスタンスを保てるサイズの部屋を提案してくれる。
・ゆとりのあるテーブル・イスの配置(レイアウト)を提案してくれる。
・オンラインによる下見(バーチャル内覧)ができる。
など、さまざまな相談ごとにも対応してくれる貸し会議室が増えました。
以上のように、貸し会議室では新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインに基づいた対策が講じられましたが、安心して貸し会議室を利用するためには、利用者側でもいくつかの協力が必要でした。
具体的には、下記事項が挙げられます。
・利用者全員のマスク着用
・利用者全員の検温、体調チェック(発熱や体調の優れない方は来場を控える)
・積極的な手指消毒
・会議室内におけるソーシャルディスタンス
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