2022/03/01
一昨年と昨年の2年間で実施したオンライン会議や研修の記憶認識が薄いのはなぜだろうか?
3年前に実施した研修等の記憶はある程度鮮明に覚えているのに。
それはコミュニケーションのリアルとリモート(ヒューマンコミュニケーションとデジタルコミュニケーション)の違いが大きな相違点であると考えます。
デジタルは(時間や場所という点において)便利であり経済的だが記憶内容に乏しく表面的なのです。
リモート会議やリモート飲み会は形式や形態は整いますが形だけの記録が残り、目や頭では理解・認識をするものの、心に通じての記憶に残る割合が少ないように思われます。
写真:リモート会議のイメージ
企業研修においても“一方通行の講義スタイル”や“情報伝達型の研修”ならば、オンラインでの実施も参加者は便利・主催者は経済的な場合もあるでしょう。
しかし、参加者の人間力(語る・発表する 等)の“コミュニケーション力”アップや組織力アップを考えるならば、リアルでの実施をお勧めします。
その際には、もちろん開催場所の選択も大切です!
リモート・オンライン研修と同じような環境やサービスならば参加者は落胆だけで、モチベーションは上がらないのではないでしょうか。
1947年東京生まれ。現、日本コンファレンスセンター協会(cbn-jp)4代目会長
FMG-JPN(JV5社のコンベンション施設運営会社)やCBN-JP設立、国際コンファレンスセンター協会理事就任など30年以上に渡り日本の会議文化発展に寄与。1993年、著書「感性ビジネス ザ・コンファレンスセンター」(文真堂より・共著)